字幕事業部 マネージャー
T.A
報道番組のような字幕は原則正しい日本語を求められますが、バラエティーやドラマなど番組ごとの性格によって時代に即した日本語も取り入れています。迷うことがあれば、スタッフ同士で相談し最善の答えを見つけた時の充足感は大きいです。事前字幕では、言葉以外のサウンドにも留意し、誰もが平等に情報を得られるような優しい字幕を目指しています。目覚ましのアラーム、犬の鳴き声、ピアノの旋律から人間の息遣い。それらは全て大切な情報と考えています。私は以前、某テーマパークに勤めていました。驚かれることもありますが、全くの別業種から飛び込んできたスタッフは多数いますので、ぜひ挑戦していただきたいです。
字幕事業部 アシスタントディレクター
A.Y
主に事前字幕と呼ばれる収録済み番組の字幕制作に携わっています。現在はバラエティー番組の字幕制作が多く、音が聞こえる状態と同じように面白さが伝わる字幕作りを心がけています。また、当日に放送される番組がほとんどのため、限られた時間の中で効率的に制作が進められるように分担して作業を行っています。制作工程は大きく分けて4段階あり、会話や環境音を文字に起こす入力作業、正しく読みやすい文章になっているかを確認する校正作業、字幕を表示させるタイミングや表示する色を決める専用ソフトを使用した作業などがあり、最後に映像と字幕を合わせて社内で試写を行い、より視聴者に伝わりやすくなるように最終チェックをしています。
字幕事業部 アシスタントディレクター
M.M
私は生放送番組を担当していて、スポーツの中継番組などに多く携わっています。以前、聴覚に障がいを持つ友人と野球中継番組の字幕に関する話をしたときに「字幕で試合の雰囲気が分かって、より楽しめる」と言われたことがありました。字幕を制作する際には空気感を表現できるように言い回しを発話に近づけるなどの工夫や、細かな情報までフォローするための入念な下調べを行っています。そういったこだわりが見ている方に伝わっていると実感できたときはやりがいを感じますし、もっと分かりやすく充実した字幕を作れるよう頑張ろうと思えます。
字幕事業部
E.I
生放送のテレビ番組でしゃべった言葉をリアルタイムで入力し字幕にする、いわゆる生字幕の仕事をしています。どうしたら見やすくわかりやすい字幕になるか。速く出すにはどうしたらいいか。答えは一つではなく、番組や話題、状況、話す人のキャラクターなどによってさまざまです。視聴者の方からの声を直接もらう機会はあまり多くはありませんが、高齢者施設や病院などで字幕がついているのを見かけると、自分の仕事が社会の役に立っていることを実感します。毎日新しい情報に触れられることはとても刺激があり、また各局へ出向いて仕事をするので都内各地へ行けるという楽しみもあります。生放送なので緊張感はありますが、とてもやりがいのある仕事です。